長いシリーズに入っています。
今日で⑥話目、早く終わらせてくれ!なんてコメントを頂いております。
すみません、まだ当分終わらないかも!(笑)
私が到着した日には既に初回の絞りが終わっており
着いたその日に早速味見をしました、もちろん!
これは数日たってから撮影したものです。
ちょっと色がわかりにくいのですが
真緑・翡翠色とでもいうのでしょうか、それはそれは目に鮮やかなグリーン。
美しい~
アサクラオイルもでしたが、うっとりです~
しかしこの色はせいぜい2月までだそうです。
オリーブオイルの色素のグリーンはクロロフィルが主成分。
時間がたつと色あせてしまいます。
これが自然なんです~
収穫日初日(私にとっての)は土曜日というのもあって親戚が大勢集まってました。
そのお陰で!いろいろなご馳走が出た!
料理が出てきたときはワタクシ思わず拍手をしてしまいました。
といってもアントネッラが作ったのではなく
親戚(兄妹夫婦)が持ち寄って私たちが収穫作業中、全部用意してくれました。
ワタクシ、前回のこともあるので(詳しくは過去ブログを)
パスタは持ち込みしており、何は無くてもアサクラパスタだけで食いつなごうと思って
臨みました!
午前中目一杯労働後、何を食べても美味しかったのですが
最高だったのがこれ
それも薪ストーブの灰で何時間もかけじっくり焼いたやつ。
アントネッラが
『レイコこれ食べてごらん』と。
すすけた皮付きの芋を手渡してくれ、割ってアックアサンタオイルをかけていただく。
もうこれが美味しいのなんの!
ジャガイモの甘み、旨み、灰で焼いているのでそのものも抜群に美味しいのですが
アックアサンタをかけると、オリーブオイルのトロンとしたのが
まるでバターのようであります。
味は芋を引き立てる味。決してジャガイモの味の邪魔をしない。
グリーンのさわやかな風味、オリーブのほのかな苦味がジャガイモとうまく
マッチンしています。
一人1個しかなかったのが残念無念!
今でもあの味が忘れられない。
毎日、あれやってあれやって、とアントネッラにせがんだが
ストーブを焚いてくれない!
ジャガイモのオーブン焼きローズマリー風味。
切ったジャガイモをストーブのオーブンに入れる
これだと比較的時間がかからない。
切った芋に塩をぱぱっとふって焼いてから、アックアサンタをかける。
そして、あっそうだ!とアントネッラはちょいとおもてからローズマリーを取ってきて
ぱぱっと。
これもおいし~ぃ
アントネッラは朝早くおき私が起きて下の台所に行くともう昼ごはんの支度を、
夜は日が暮れ作業が終わると簡単なものをぱぱっと作る
さすが、彼女もイタリアのマンマ~~料理上手でした。
アックアサンタが色鮮やかに写ってますが
これはアントネッラ風リゾット。
どんなのかというと
驚きましたこれが!
『今夜はお米にしよう!』というので、ワタクシやった!と。
収穫は肉体労働、何を食べても美味しいのですが
やはりお米が食べたい!
どんなソースのリゾットかしらん~とワクワク。
米をパスタのように茹でる方法のリゾットの作り方。
これは時間の無いときに重宝する作り方です。
ソースを別に作り、パスタのように茹でた米をソースに中に合わせる方法。
米を茹でているとき、嫌な予感はしたのですが
ソースを作る気配が無い!
どうやって食べるんだろうと思いつつ、私がちょっと別なことに気をとられてると
『さぁできたわよ!』とアントネッラ。
ワタクシ、え!っと。その瞬間いや~な予感フタタビ。
『リゾット・ショウユよ!』だって(汗)
この家に何年も前に日本人が滞在したことがあるそうで(ウーファーさん)
その日本人の青年が日本食を彼らに教えていったそうで
それ以来、醤油・梅干・ミソ は
アントネッラの家では欠かさないそうだ。
だからこの三つは常備されており、醤油もペルージャ(ここから車で一時間の一番近い大きな町)
の自然食品店で買うそうだ。
そしてこのリゾットは茹でた米に
アックアサンタオイルをかけて醤油を混ぜた、やつ。
げ~~~
ワタクシそれを聞き、見た瞬間、どういう顔をしたか!(ウソがつけないタイプですワタクシは)
わぁ~と言いながら絶対変な顔してたに違いない。
しかし食べて驚いた!
うまい!
なんかの味に似てるな~と思ったら
そうそう、卵かけご飯ですよ!
オリーブオイルの油分と醤油が混ざってそれに米が加わることにより
まるで卵かけご飯なのです。
オルチョのお客様で、それをやってる人がそういえばいたわ!と思い出した。
私は大盛を二杯もおかわりしてしまった!
アックアサンタ・オイル、おいしいです!
ワタクシ、一応オリーブオイル鑑定講座を受講しており、
免状ももらってるんですが、
鑑定員のように表現すると~
【青草を刈り取ったばかりの香りと、未熟な青いフルーツの香り
苦味はあくまで品よく、オイルの重厚さを増幅させています。
力強くかつ軽やかな味と風味のバランスがとても心地よい・・・・】
とでもいいましょうか。
さて、日本に到着したらどんな風に仕上がっているのでしょうか。
地中海の乾いた空気とその環境の中で味わうオイルと
日本、で味わうオイルは同じになるとは限りません。
私たちがモノを食べるということは
想像以上にそのものの持っている味以外に周りの環境が影響します。
一本だけ、サンプルを持ち帰りましたが
まだ味見てません!