ダイヤモンドでなくウンチだった

ウンブリアの中心に位置するアックアサンタ。
7月にも草の様子を見るため滞在し、また今後の話し合いを詰めてきた。

3月にはじめて訪問したときのことは既にこのブログで書いている。
ざっとかいつまむと、12年前からミラノから移り住んだ母アントネッラと息子娘たち。

オリーブ畑もふくめ広大な山林つきの家での生活は12年目にしてぎりぎり。
折角出来るオリーブも全て収穫できない。
出来上がったオリーブの売り先も不安定。

母アントネッラは本当にこの家をもう売ってしまおうかと思ったそうだ。
今回滞在中数日目にそんな話にもなる。

そこまで追い詰められていた彼女だった。

さて!
話は戻して到着日の翌日はすがすがしい天気、お日様が出てきました。
収穫日和です。

畑が乾くのを待っていよいよオリーブたちと対面です。
七月に草の様子を見に行ったときは実の付きもまずまず。
草もアサクラ農園より丈が短く草のボリュームもそうでもない。

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これが朝の畑の様子。

心配していた収穫の手伝いの確保。
これはいいオリーブオイルを作る為の最重要課題。

人手が無いと一気にとって搾油所に持ち込めないのだ。
搾油所の機械は最低300kgからしか受け付けないからだ。

以前は家族のみで土日を主に収穫してたそうだ。

しかし今回は外国人の出稼ぎの人たちをあらかじめ確保しておいてくれ
私の来る数日前から収穫は始まっていた。

よしよし、いいかんじ。

そして一目散にオリーブを見に。

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6割方で緑から紫色に熟している。

そしてどのオリーブも健康そのもの。
オリーブバエも来ることは来たようだが被害はほぼゼロ。

素晴らしいオリーブ果実だ!