★11月号 大豊作・アサクラオイル

2026年11月号通信

大豊作・アサクラオイル

 

 今年は驚く量の実の付方でした。とにかくたわわな実が枝にしなるようになっており、

とってもとっても終わらない、圧倒的な量のオリーブを収穫することができました。

 

栽培初期あった、裏年表年ですがこの7~8年ほどは実が少ないということはほぼなく、

剪定と無肥料無農薬栽培20年の結果が伴っている、を実感しています。

 

しかしながら、今年はいわゆるローカル全体での豊作でした。

(今現在・ウンブリア州とトスカーナ州についてのみ)ほかの地区はまだわかっていません。

 

南部に下るとこれからが収穫の最盛期になります。

イタリア国内の生産量がどの位かは年末に結果が出る予定です。

経験からすると大豊作の翌年は逆の現象が起こります。

しかしこれも実験です。

 

自然の摂理と私自身がトライしている無肥料無農薬栽培との関係を来年は見ることができる最高のチャンスと思っています。

 

楽しみです!

 

 さて、毎年何かしら少しずつ変化しているアサクラ農園とオイル製造です。

 

今年販売しているアサクラオイルは記念すべき20年目のリリースでしたので、

 

あちこちでイベントを開催させてもらい、20年の畑の変化や栽培の仕方の思考と実践を皆さんに見てもらっています。

 

それも踏まえて、これまでを簡単に振り返ってみます。

 

 2005年に畑を取得。350本の樹齢100年以上の老木ばかり植えられていた農園でした。

当時は、無肥料無農薬のオリーブオイルがなく、それなら自分でつくろう、

と決意したのが発端です。初年度はオリーブの幹の表層がずいぶん朽ちている木が何本もありました。

 

2006年秋、初めてのオリーブオイルを搾油。

 

アサクラオイル初年度のリリースです。

 

その後、左右両脇のオリーブ畑が放棄されジャグル化し、オリーブの実がつかなくなるのを横目で見ており、その後、順に競売にかけられたのを一か所ずつ取得、そのお陰でオリーブの木が倍になりました。

 

放棄されジャングル状になった畑を大剪定し(枝のほとんどを落とし幹だけにした状態)

5年目ぐらいから徐々に実がつき始めました。

 

初めは希少な限定ものでしたが、ここ数年は潤沢に通年供給が可能になりました。

 

 

 その間、二度オリーブバエ(ヨーロッパにしかいない小蠅)の被害にあい、全滅し一粒も実らない現象を体験しました。

 

 

初めはショックでしたが、自然栽培の原理原則を学んでいたので土壌の変化の一つと、

自然に学ばせてもらったなと今では感謝しています。

 

学んだ通りの現象が自身の畑で体験できたわけです。

 

なんでも当事者意識にならないと腑に落とせません。

 

全滅を二度経験し、その後の土壌の変化と実るオリーブの変化は素晴らしく、

自然の浄化力に感動しています。

 

(浄化は常にあり、完了しているかどうかは一生わかりません!)

 

一番の変化は朽ちていた幹の回復です。

 

今は朽ちている木は、一つもありません。

土壌が浄化され木が健全になったのだと思います。

 

そしてもう一つ変わったのが『人』。

 

畑を通年管理してくれている人たちとの結束が深まりました。

 

初めは理解が難しかった無肥料で栽培するということが、近年の厳しい気候と、

それに順応する畑の現象を目の当たりにし実感・理解できるようになってくれたことです。

 

今では自分達から周りの農家さんに経験値を話し自然栽培の勧めをしてくれています。

 

さて、これからのアサクラ農園はどうなるのか!さらに良くなると私は確信しています。

 

来年到着のアサクラオイルはそんなわけでたくさん日本に届きます。

20年で私が体験した結果である証拠品!

そういう意識と、且つ自然栽培の素晴らしさを知ってもらうツールとして、その価値を皆様に広めていくきっかけとしていくことを更に胸に誓っています。

 

オリーブオイルの価値、そして自然栽培の価値を広げることに更に力を入れていきます。

 

今年豊作のアサクラオイル、いつも以上においしいです。

 

一番は、グリーンサラダがおすすめです。

 

現在販売中の2025年産アサクラオイルと比較すると、更に深く身に染みるはずです。

 

時が経つにつれ、こちらはさらに熟成されてますので是非ご賞味ください。(れ)