アサクラパスタ、ご存じでしょうか。
パスタラベルに
ASAKURA PASTA
って書いてある、弊社オリジナルのパスタです。
これを見て、なんか変?と思った人はいませんか?
なんでパスタのラベルに、アサクラパスタって書いてあるかって!
パスタの輸入販売を始めたのが2006年
今から、20年近く前になります。
今年2025年、変革の時が来ました。
それを機に、アサクラパスタ物語、として記録に残したいと思います。
以前、オルチョ通信(紙の)にアサクラパスタ物語、
として書いているので、
今回は新たな気持ちなので『新』とつけました。
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新『アサクラパスタ』物語・その1
誰が作った農産物か、知りたい!
混ぜ物だらけのオリーブオイルの現状を知ったのをきっかけに、
誰のオリーブの果実とも混ざっていない、
シングルエステートのオイルを探してやっとみつけたのが
オルチョサンニータです(28年前)
南イタリアで料理修行中に
ほんものの高品質のオリーブオイルの存在を知り、
#この南イタリアだったってのがミソ
『このほんとうのオリーブオイルのおいしさを日本で伝える人になる!』
『ほんもののオリーブオイルを輸入し広げる!』
閃いたその3年後、
帰国し25年前に起業、
輸入販売を会津若松の自宅2階の6畳間から始めました。
オリーブオイルの
ほんものの味を知らない人がほとんどだった当時、
オルチョの味に衝撃を受けた人はたくさん。
#いまだにそういう方がたくさんいるのが現実
そうこうすると、
私の目の前に『パスタ』が現れました。
自分からやろうと思って始めてませんよ💦
これは、
あるお得意様からリクエストされ、
それも何回も!
しつこく!
その方、『おいしいパスタ』がほし~~とおっしゃる。
その方のリクエストにこたえたのがアサクラパスタでした。
それまで、長い年月を要しましたよ。
始めは、オリーブオイルのように、
右も左もわからず、しかも興味もない。
#オリーブオイルもそうだった・(笑)
どこで、どうやって、
パスタの『いいもの』『おいしいやつ』を
手に入れていいか、途方にくれましたが、
まず、オリーブオイルの時がそうであったように、
製造工程が重要だと、
そこさえわかれば
突破口が開ける!と思った。
なぜなら、原料はある意味、なんとでもなる。
『オーガニック』という括りがあるし。
それさえおさえてりゃ、まあ原料の良し悪しは見当がつく。
問題は製造工程だ。
と、ちょうど
くわーしく書かれた文献を見つけ、
なるほどなるほど、とは思ったのですが!
この製造工程で『乾燥工程』がキーというのが判った。
オリーブオイルがそうであったように、
加工工程での熱による成分変質が考えられるので、
いったい、乾燥工程の温度って、何℃ぐらいなんだろう!
何℃であれば、いいパスタと言えるのか?
そこだな。
とまでは判った。
この乾燥温度をインフォメーションしている製麺所は皆無。
こりゃ、実際に製麺所に行くしかない!
と思い、
しかし、どこの製麺所に行ったらいいか、
まったく当てなし!!
こりゃ、イタリア人に聞くしかない、
と聞きまくったのではありますが、
いいパスタ製麺所、知らない~~~???
ねえ、知らない???
皆さんいいパスタ食べてないから知らない(笑)
そんなこと考えたこともないって言われた(爆)
#2004年位のはなし
そこで、
オルチョのジョバンナさんにしつこく聞いたら、
『そういうのをよく知っている人を知っている』
という。
そして紹介されたのがフェデリーコさん。
イタリア国内では名の知れた、食とオーガニックのスペシャリストでした。
真っ赤な上下のスーツに金髪天然パーマオトコ。
身体全体、フェラーリのような派手なおじさんだった(笑)
フェデリーコさんに事情を話すと、
『パスタならメンニッリ!!!』
とアブルッツォ州にある
パスタ製麺所を紹介してくれたのです。
フェデリーコさん、パスタはその製麺所のものしか食べないそう。
あれ食べたら、他のパスタは食べられない!!!
と力を込めて言う。
ほ~~~
それは楽しみ。
いったい、いいパスタってどんなものなんだろう。
頭の中で考えてもまったくわからない。
それじゃ
アブルッツォ州ってところに行ってみるか!
となり、たどり着いたのが
マリオさんのパスタ製麺所だったのです。
次回に続く
※このパスタの乾燥温度、麵を見てわかる人は違いの分かる人です