2017産のアントニオの
赤ワイン・シンチェーロに感激し、
初めてワインの輸入を始め届いたのが2019年の暮れ。
ワイン輸入は、
ちょっとした冒険でした。
食材の輸入とは全く違うワインの輸入です。
2020年の冬、日本到着までの道のり、結構長かった。
酒販の免許を取らねばならず、
書類に記入しすぐ取得できるものでもないのです。
そうこうしている内に、
届いたシンチェーロ2017産。
かなり熟成が進み、品種の特性のどっしり感とタンニンの渋みが際立ち
しかも開栓しておいしくなるまで、ちょっと待たないと目覚めない
やっかいなワインでもあった。
あの初めて飲んだ時のものとは全く別もので届いた!
いきなりワイン初心者には難しい赤だったのかもしない。
しかしそうやって学ぶものなんですよねなんでも。
オルチョのはじめもそうだった。
3年目だったか、新物にものすごい澱が沈んでおり、
ビックリ仰天!
なんなんだこれはと!
知らないって、おそろしい(笑)
あの時はオルチョのジョバンナさんに文句を言ったもんですが、
今は澱入り!おいしいよ、と販売しているんですからね~
(あらしぼり到着はあともうちょっと)
ワインの話に戻すと、
2度目のシンチェーロ2019産が
すこし前に到着しました!
届いたワインはまさに私が手伝いに行った年のもの!
ワイン輸入を決めて初めて収穫期をみることができた時のものです。
アリアニコというこのあたり(カンパ―ニア州の奥地)
で栽培されている品種。
古代ギリシャからやってきた品種なんだって。
いろいろなものを混ぜないでアリアニコだけで作っています。
アントニオの嬉しそうなこの表情!
日本(わたしね)に自分のワインを輸出するのが夢だったんだって!
息子のオランドがワイン醸造学を大学で学び、
代々続いてきた、
自分たちが飲むためのワインづくりから、
人様に、しかも海外の人に飲んでもらえるワインをつくる!と
アントニオは着々と、じょうず~に息子をたきつけて、
自分のイメージ通りの農業を進化させていくアントニオは、
すごい!と思う。
彼との付き合いも20年ぐらいなり、
お互いをみてきたつもりです。
オリーブオイルの輸入と製造にも関わっていく私、
村の共同の有機農業グループの立ち上げから、
度重なる天災と、中国産のトマトや小麦に押され
経営危機で、
有機農業組合を解散せざるを得なくなってしまったアントニオ。
しかしそれを乗り越え、
農家民宿と農家レストランにシフトしていく。
アントニオは、変化を恐れず、
問題が起こっても前へ前へといつも向く姿勢は、
顔は三枚目ですが、生き方はかなりかっこいい。
妻のジェラルディーナの料理上手が功を奏し、
人気の農家レストランになりどんどん規模を広げていたところ、
コロナ!
シフトした飲食・宿泊業にモロ打撃が。。。。
基本、自給自足しているので食うには困らないが、
かなりのダメージ。
そこでアントニオ・アイテム購入で彼を応援!と思って
みなさまに声を大にして言いたい!
を買ってください!
どちらもおいしいです。
こんなことして遊んだ2年前の秋。
まさかこんな日が来るとは。。。。
アントニオのブドウ畑。
早朝から収穫開始。
いや~たいへんだった。
腰も足もがくがく。
ブドウの収穫、かなり重労働です。
ワイン好きは是非お試しください!
ちなみにアントニオは
野生のオレガノの生産者でもあります。
飲めない方はこちらでのご購入応援でももちろん大歓迎です!!!