新発売「チェチ味噌」

寒くなりましたね~

 

会津は木枯らしが吹き始めました。寒い寒い。

あんなに暑かった夏は遠い過去に。

 

さて、今日は嬉しいお知らせ!

新しいアサクラアイテムが誕生!

 

おんぎゃ~~~

と、何が生まれたのかっていうと、

クリスチャンのチェチで作ったお味噌!

(※チェチとはイタリア語でひよこ豆の事)

 

 

2000kgという途方もない量のチェチが届いたのを機に、

 

チェチ水煮、

チェチのミネストローネ

チェチのスパイスカレーなど

たくさん新しいアイテムが生まれました。

 

 

しかしね、

 

これらに使われるチェチはたかがしてれるっちゃしれてる。

 

面白かったのは、

 

初めにレトルトの“チェチの水煮”をリリースした時に

 

あれよあれよと人気アイテムに。

 

煮汁までおいしいチェチの水煮&煮汁ブイヨン

 

ですが、

 

 

これを作ったおかげで、

乾燥豆の販売ががっくんと下がってしまった(どっひゃーーー)

 

 

便利なものができてしまうと、

元に戻れませんね。

 

 

乾燥チェチの購入にブレーキがかかり、

 

どうしたもんだろの~~~

 

と、頭を抱えて絞り出した知恵が

 

チェチ味噌!

 

 

味噌づくりで大量消費してもらう!

 

これしかないと思い、

チェチで味噌はできるはず、と

 

イロイロ研究、

お客様でありアサクラアイテムご愛用者のKatie style溝口恵子さんにもご協力いただき、

 

チェチ味噌のレシピが完成!

 

世界初!イタリアのチェチと日本の麹のコラボレーションで

みなさまに味噌を手作りしていただきました。

 

 

その名も「チェチ味噌ワークショップWS2000」

 

たくさんの皆さんにチェチ味噌作っていただきました!

 

 

このチェチ味噌WS大好評で、

しかも、一度作った方のリピート率が高い!

 

なぜならば、出来上がるチェチ味噌がおいしいからです。

 

みなさんに喜んでいただき

 

嬉しい~

 

しかし、しかしですよ!

 

 

 

クリスチャンのチェチは毎年大量入荷すると予測され、

 

私はこれはこれで良い、だが、

 

もっと先を見据え、

 

 

チェチ味噌そのものの商品化を考えたのであります。

 

それもこれも、

チェチ味噌WSでも使用した麹の質がとっても良いから、も後押ししました。

 

 

その麹の仕込みは、

奥会津にある知る人ぞ知る江戸末期から200年続く老舗の麹店の渡部さん。

 

蔵づくりの中にある麹室、仕込み蔵そのものが

麹菌・微生物の温床。。。

 

麹菌を作る為の環境、みそを作って熟成させる環境が

 

 

バッチリなのです。

 

 

そして仕込んでいただきました!

 

麹の原料の米は、埼玉サンスマイルさんより

 

九州で自然栽培のお米生産者・稲本薫さんのお米を分けていただきました。

 

 

塩はうちのおすすめお塩・コンチェントラートデルマーレ。

チェチ、米、塩、水(これは麹屋さん近くの西会津の天然炭酸水)

を原料に

渡部麹屋さんご夫妻の手で仕込んでいただきました!

仕込んですぐに西会津金山町の渡部麹店さんに、担当スタッフ佐藤と訪問しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渡部さん、

「出来上がりは10月すぎ!」とのことで、

私とスタッフ佐藤は、ワクワクで渡部麹店をあとにしました。

 

 

そして途中経過を一度見に仕上がる一歩手前の9月にまた訪問しました。

 

久々にお会いする渡部さんご夫妻何か浮かない顔。

 

 

わたし「その後どうですか?」

渡部さん「味噌にはなったにはなったけど」

 

わたし「その味噌にはの“には”となったけどの“けど”って何ですか!?」

 

渡部さん「一応仕込みましたが豆が固くて煮ても煮ても柔らかくならなかった」

 

 

わたしとスタッフ佐藤(どっひゃ~~~)

 

わたし「じゃ味噌になってないんですか?」

 

渡部さん「まあ一応味噌にはなった」

 

わたし「じゃあ味みさせてください」

 

味噌蔵に行き、樽を開けてもらい、

味みようにピックアップしていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(↑こちら9月の時点での仕込み樽中のチェチ味噌)

 

 

恐る恐る、味見したら。。。。

 

たしかに、まだ硬い感はあったが、

味はいい!旨みが濃い!

 

内心、ほっとしながらも

 

渡部さん「通常より硬いから、少し長めに熟成させましょう」

 

    「11月頃に充填かね」

 

 

と何とも言えない表情。

 

私とスタッフ佐藤は、一抹のもやもやもある中、

 

美味しいあの味からさらに

微生物の力で味噌になるんだ!と祈る気持ちでまた西会津金山町を後にしたのでした。

 

 

そしてい~よいよ!

充填した味噌が昨日届いたのです!

 

それがこれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラベルはみんなで考えました。

 

「チェチ味噌」って記載するのを忘れてしましましたが

まあ次回に改訂するとして(^^;)

 

めごい!(でしょう!?)

 

 

チェチ味噌、おいしいです~

やわらかくなりましたわ~~~

 

チェチどら焼き食べた人いますか?

はら山さんのチェチどら。

 

チェチのあんこが入ったチェチが硬い!と

思われた方も多かったのでは。

 

私はあれはあれでいい、と思いましたが。

 

確かに硬かった(笑)

 

イタリアの干ばつで硬めだったのです。

乾燥豆の煮時間も時間がかかってびっくりする方もいました。

 

 

あの豆で作ったチェチ味噌なのですから。

渡部さんが、「何せ硬かった、煮えなかった」

 

はみなさん、ご想像できるのではと思います。

 

しかーし!

 

 

わたし、今夏読んだ「土と内臓」という微生物についての本。

 

この本から微生物の働きの凄さはわかっていたつもりです。

本の中にも書いてありますが、

 

かた~い鉱物をも分解する微生物が地球には存在するそうです。

 

それとリンクさせ、

 

 

渡部麹店の麹菌そしてありとあらゆる生存する渡部家の微生物さんたちが

 

あの硬い硬いチェチを分解、そして味噌にしてくれた!

 

微笑ましいというか、驚くというか、

自然の力はすごい!

 

 

そこで殺菌なんかしちゃあいけないわけですよ。

微生物さんが一網打尽に死滅する!

 

そうそう、

渡部さんがいうことには、

 

「この味噌は生きていますから」

 

 

生きているとは、

 

発酵食品である味噌です。

 

微生物がうようよ味噌の中にいらっしゃり、

 

 

分解やなにがしかの作用を絶え間なく行っている為、

 

味噌自体が変化していきます。

 

 

硬かったあのチェチを分解、それが継続されどんどん柔らかくなり、

 

汁気がでてきたり、そして色も濃くなっていく。

 

それこそ、生の、生きた味噌の証拠!

 

「ラベルには開封後は冷蔵と書いた方がいいよ」と言われた(^^;)

 

逆にいうと変化しない味噌って何よ!?

(そこ考えてほしいです)

 

ということで、

 

生きた微生物ちゃんがたっぷり存在するチェチ味噌、

 

変化する!を前提にご購入下さいね。

 

 

今は白っぽいですが、

 

気温上昇と時間で変化していきます。

 

 

その辺りも、この味噌で微生物と味噌の関係をお勉強してください。

 

長々となりましたが、

 

クリスチャンのチェチ味噌、新発売!

 

味噌づくりはどうしても無理、

 

チェチ味噌食べてみたかった!みまさま、に朗報!

 

そしてチェチ味噌WSでキットを購し味噌仕込まれた方、

 

キットの麹は渡部さんのですから、ご自分の手作り味噌と味比べも楽しいな。

なにせ、熟成場所によって味がまったくかわるのです!

 

当たり前に、その環境に存在する微生物ちゃんはみな違うからね~

 

新発売、チェチ味噌のうまさを実感して下さーーーーーーい!

 

渡部麹店の渡部さんご夫妻。仲がいい。いつも一緒。

こんなお二人が作ったお味噌だからこそ、美味しいのかもしれません。